沼原湿原~三斗小屋宿跡~三斗小屋温泉~姥ヶ平~牛ヶ首~日の出平~沼原湿原周回 (前編) [Trekking]
7時前にいつもの沼原に到着です。
今回は、足を延ばして三斗小屋宿~三斗小屋温泉~姥ヶ平~牛ヶ首~日の出平~沼原までの周回コース、約16.7㎞を歩いてみました。
沼原湿原から三斗小屋宿跡までは会津中街道と呼ばれた道を歩きます。
軽く朝食を摂り身支度を整えてから出発です。
植物の写真を撮りながらゆっくり歩きたかったのですが、熊の人身被害や目撃情報がトイレに掲示されています。最近の記事なのでそちらに注意を払わないといけないのです。
熊除けの鈴とホイッスルを装着しないとね。
※ 熊の目撃情報
沼原駐車場内で人身被害、南月山・白笹山鞍部で目撃。
7:13 駐車場を出発です。
まずは湿原の散策です。
ニッコウキスゲがあまり見当たらない。
これからなのか、今年は少ない年なのか?
ニッコウキスゲ
コバイケイソウ
レンゲツツジ
モウセンゴケ
ミネザクラの果実
クロサンショウウオ
今回は湿原に水があったので見かけることができました
今回は湿原に水があったので見かけることができました
ウラジロヨウラク
ベニサラサドウダン
ウラジロヨウラクともにわずかに咲き残っていました
ウラジロヨウラクともにわずかに咲き残っていました
沼原湿原から三斗小屋宿跡へ。
会津中街道を通ることになります。
緩やかな下りです
幅が広いのは街道だったから?
幅が広いのは街道だったから?
麦飯坂に入ると石仏が
麦飯坂をすぎると視界が広がります。
湯川を渡る橋が見えてきました。
三斗小屋手前の道標 52min(8:30)
湯川を渡りしばらく歩みを進めると、白湯山林道と合流する。
白湯山林道は深山ダムから那珂川沿いに通じている。
この少し下流まで車で登ってくることも可能だ。
白湯山林道は深山ダムから那珂川沿いに通じている。
この少し下流まで車で登ってくることも可能だ。
実際、許可を得た車は三斗小屋宿跡を越えた那珂川源流碑まで通ることができるようだ。
三斗小屋宿跡までもう一息。ここで小休止です。
三斗小屋宿跡までもう一息。ここで小休止です。
車が停まってますね
左が深山湖、右が三斗小屋宿跡方面
左が深山湖、右が三斗小屋宿跡方面
三斗小屋手前の道標
右ハやまみち、左ハ板室と標されている
右ハやまみち、左ハ板室と標されている
現代の道標
さて、少し休んで三斗小屋宿跡に向かいましょう。
三斗小屋宿跡 20min(8:58)
三斗小屋宿跡に到着です。
宿は一面、草に覆われていて当時の面影を残すものは復元された灯篭と用水路に使われた石組だけ。
新しく作られた建造物が数軒建っていた。
草に覆われ当時の面影を残すのは灯篭だけ
植物に覆われて分かりにくいが当時の道路中央に配置された石組の用水路
現在、道路(登山道)は一本だが当時は用水路を中央に二間(3.6m)の道が二つあった。
現在、道路(登山道)は一本だが当時は用水路を中央に二間(3.6m)の道が二つあった。
大日如来像
白湯山神社大鳥居
鳥居の先は崖、向いている方向は白湯山(茶臼岳)だろうか?
これら、灯篭・大日如来像・白湯山神社大鳥居は北那須ライオンズクラブの手により復元維持されている
鳥居の先は崖、向いている方向は白湯山(茶臼岳)だろうか?
これら、灯篭・大日如来像・白湯山神社大鳥居は北那須ライオンズクラブの手により復元維持されている
三斗小屋宿跡について
三斗小屋宿は、元禄八年(一六九五)に会津藩によって整備された会津中街道に設けられました。北には国境となる大峠、南には麦飯坂があり、この一帯は街道一の難所でした。
江戸時代の末期に修験道の白湯山信仰が盛んになるとその登山口として栄え、今なお寄進された常夜灯や石仏・大鳥居(平成十九年復元)などが残っています。
慶応四年(一八六八年)の戊辰戦争の際、会津軍(旧幕府軍)と新政府軍との激しい山岳戦が展開され、戦火により宿の十四戸が焼失しました。宿跡南の墓地には、この戦死者の墓が残っています。
明治二十六年(一八九三)には三斗小屋には銅山が開かれ、宿の近くで精錬が行われました。明治四十一年(一九〇八)五月の大火で十四戸すべてが焼失し、昭和三十二年(一九五七)に最後の一戸が転出して以降、無人の地となっています。
那須塩原市教育委員会
慶応四年(一八六八年)の戊辰戦争の際、会津軍(旧幕府軍)と新政府軍との激しい山岳戦が展開され、戦火により宿の十四戸が焼失しました。宿跡南の墓地には、この戦死者の墓が残っています。
明治二十六年(一八九三)には三斗小屋には銅山が開かれ、宿の近くで精錬が行われました。明治四十一年(一九〇八)五月の大火で十四戸すべてが焼失し、昭和三十二年(一九五七)に最後の一戸が転出して以降、無人の地となっています。
那須塩原市教育委員会
~ 現地案内板より
長くなりそうなので前編としてここまで。
後編は後日に…
コメント 0